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堤真一がさえない中年男に大変身!映画『俺はまだ本気出してないだけ』で主演!

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(左)原作の大黒シズオ、この中年男を堤真一(右)が熱演!
(左)原作の大黒シズオ、この中年男を堤真一(右)が熱演! - (C) 青野春秋 / 小学館IKKI 配給:松竹

 青野春秋の同名漫画を実写化する映画『俺はまだ本気出してないだけ』に俳優・堤真一が主演し、40歳で突如会社を辞め漫画家を目指すさえない中年男役を務めることが明らかになった。監督・脚本を手掛けるのは、「THE3名様」シリーズやテレビドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」の鬼才・福田雄一。共演は橋本愛生瀬勝久山田孝之濱田岳石橋蓮司で、2013年に公開される。

 月間IKKI(小学館)で先月連載を終えたばかりの原作は、メガネにヒゲ面、ややぽっちゃり体型の中年男・大黒シズオが突如漫画家を目指し、家族や友人たちを巻き込みながら奮闘する姿をコミカルに描いたヒューマン・ドラマ。「どう考えても体型もキャラも違うので、冗談かと思っていたら原作者からOKが出て、『え? 本当にやるの?』と(笑)」とオファー時を振り返った堤。

 「脚本ができて読んでみたら、原作の良さと監督のセンスが混じって、とても面白いものになっていまして、やらせていただくことになりました」と出演の経緯を明かした。さえない中年男という新境地に、「こういう役は初めてだったので、撮影前半は役をつかむのに少し苦労しました」と語り、不安があったことを明かした堤だが、「共演者の生瀬さんや山田君と演じているうちに、役者として楽しめればそれで十分かなと思うようになって、気が楽になりましたね」とすでに終えた撮影を述懐した。

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 クランクイン前に感じていた不安を払しょくするために「AKBの総選挙に行きました(笑)」と冗談めかした福田監督は、堤のキャスティングについて「普通に考えると『まさかあの堤さんが、こんなだらしないオッサン役を?』と思うかもしれませんけど、脚本の段階で『堤さんだな』と考えていまして、その狙いはばっちりハマったと思います」と自信たっぷり。最強のダメ男に扮(ふん)する堤と独自のアイディアが光る福田監督が奏でたハーモニーに期待したい。(編集部・小松芙未)

映画『俺はまだ本気出してないだけ』は2013年公開

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