『トータル・リコール』コリン・ファレル、シュワちゃんと張り合う必要なく安心!?キャストらコミコンに登場!
コミコン2012
米サンディエゴで開催中のコミコン・インターナショナル会場で、映画『トータル・リコール』に主演するコリン・ファレル、共演のケイト・ベッキンセイル、ジェシカ・ビールとブライアン・クランストン、そしてレン・ワイズマン監督が4日前に完成したばかりという新作について語り、ファンの期待をあおった。
ファン大集合!映画『トータル・リコール』コミコン会見ギャラリー
1990年の大ヒット映画のリメイクとなる本作。オリジナル版でアーノルド・シュワルツェネッガーがふんした、すり替えられた過去の記憶を取り戻そうとする主人公をコリンが演じる。最新の映像とアクションが息をもつかせぬペースで展開する予告編が上映されると、およそ6,500人のファンが集まる大ホールはライブコンサートのように盛り上がった。
あまりに有名な役を演じるのに不安はなかったのか。そんなファンからの質問に対して、コリンは「確かに不安はあったけれど、脚本を読んでみると、雰囲気がまったく違ったので安心した。オリジナルはコメディー要素があったけれど、新作はシリアスな雰囲気だ。これだったらアーノルドと張り合う必要がないと思ってほっとしたよ」と気さくに説明。アクション満載の作品のため、3か月のトレーニングの他、マーシャルアーツの特訓も受けたそうだ。共演するジェシカも、ボクシングの特訓をかなり受けたという。
ワイズマン監督は小さいころからSFが好きで、劇中の近未来都市のイメージも、10歳か11歳のころに思い描いていた世界が元となっているという。この物語に惹(ひ)かれた理由については、抹消された主人公の本当の記憶とは何なのかという謎に、興味をそそられたからだと語った。
実生活では、そんなワイズマン監督の妻でもあるケイト。「わたしに悪い妻の役をくれるなんて、失礼な話だわ」と役どころにひっかけ、真顔でジョークを飛ばすと、共演者のブライアンから「(悪い妻の)セリフはいつも聞いているから、オーディションは受けないでいいよと言われなかったかい?」と突っ込まれ、会場内は爆笑。和気あいあいとした雰囲気の中、今年の夏の目玉作品のトークは展開した。日本公開は8月10日。大ヒット作のリメイクといいうこともあり、その内容に期待がかかる。(取材・文:こはたあつこ)
映画『トータル・リコール』は8月10日より日本公開