宮崎あおい、自分の“選択”について「信じてくれる人たちの力があるから今の自分がある」としみじみ
21日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで映画『おおかみこどもの雨と雪』初日舞台あいさつが行われ、宮崎あおいが自らの“選択”について語った。この日はほかに、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、細田守監督が登壇した。
映画『おおかみこどもの雨と雪』初日舞台あいさつフォトギャラリー
会場から「花さーん!」と呼びかけられた、ヒロイン・花役の宮崎は「ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべ、「この作品はたくさんの人に愛してもらえる作品だと思っているので、やっと初日を迎えて、今日は幸せで、うれしくて、安心しています」と観客に呼び掛けた。
本作では二人の“おおかみこども”たちに、とある命題が突き付けられる。それを踏まえて「今までの人生で、特に子どものころに迷った末に決断したこと」を問われた宮崎は「わたしは結構いろんなことをよく忘れてしまうというのがあって。大きなことも小さなことも日常的にいろんなことを選択して皆さん生きていると思うんですね。選択が特別なこと……うーん」と悩む様子を見せる。
「特別なこともありますけど、自分が何かを選択したというよりも、その後に選択したことをサポートしてくれる人たちのことだったりとか、その選択を信じてついてきてくれる人たちだったりとか、そういう人たちの力があるから今の自分が成り立っているんだなと思うので、あまり(特定の)“この選択”というのは思い浮かばないですね」と宮崎はコメントした。
本作は、“おおかみおとこ”に恋をしたヒロイン・花が恋愛、結婚、出産、子育てを通じて成長していく姿と、その“おおかみこども”の雨と雪の成長を描くファンタジー。すでに世界34の国と地域での配給が決定している。(取材・文:壬生智裕)
映画『おおかみこどもの雨と雪』は全国東宝系で公開中