「ジャック・ライアン」シリーズの監督と悪役での出演が決定したケネス・ブラナー、「IMAX 3D版でシェイクスピア映画を作りたい」と意欲を告白
映画『ヘンリー五世』や『から騒ぎ』などのシェイクスピア作品の監督・出演で知られ、映画『マイティ・ソー』でも監督の手腕を発揮したケネス・ブラナーが、トム・クランシー原作の小説「ジャック・ライアン」シリーズの最新作の監督と悪役での出演が決定したことをColliderにて明かした。
ブラナーが演じるのは、アメリカドルの価値をゼロにする計画を立てているロシアのテロリストで、この悪役を演じることについてブラナーは、「役柄にバラエティがあるのはとてもいいことだ」とコメント、さらに「悪役を演じるときに、悪役を演じているという意識はなく、ただ“俺の役”と思うだけ」とも話している。
監督のオファーは、当初製作スタジオのパラマウントから持ち込まれてから、しばらく保留になっていたが、数か月後に、再び可能性を問われ、「やってみたいと思う」と伝えたとのことだ。
また、一つのエポックメイキングな作品を生み出してくれそうなブラナーは、「IMAX 3D版でシェイクスピア映画を作りたい」とも告白。いかにもIMAXシアターで上映しそうな映画よりも、「IMAX 3D版で40分の『夏の夜の夢』を観てみたい」のだそう。かつて、「シェイクスピア全作品の映画化を目指す」と語ったブラナー、そのラインナップにIMAXバージョンも含まれることになるのだろうか。
タイトル未定の「ジャック・ライアン」最新映画の撮影は、9月初めからクリスマスまで行われる予定とのことだ。(鯨岡孝子)