ラッセル・クロウ、ついに長編監督デビュー!コメディアンのビル・ヒックスの人生を映画化へ
ラッセル・クロウがコメディアンのビル・ヒックスの伝記の映画化で長編監督デビューを果たすことになったとオーストラリアのThe Telegraph紙が報じた。
これまでラッセル・クロウといえば男らしいヒーロー像を演じてきたが、待機作『ザ・マン・ウィズ・ザ・アイアン・フィスツ(原題)/ The Man with the Iron Fists』ではコメディ要素の濃い演技を見せている。その彼がアメリカの毒気の強いシニカルな芸風で知られるスタンダップ・コメディアンの伝説的人物ビル・ヒックスの人生を映画化し、長編作品の監督デビューを果たすことになった。
ラッセルの旧友で脚本を担当しているマーク・シュタウファーは、「ビル・ヒックスの人生は悲しいほど短いものだったが(32歳没)、驚くほど面白い。脚本は何度も書き換えていて、製作は来年初頭からスタートする予定だ」と話している。
これまでにドキュメンタリーや短編映画の監督を経験しているラッセルだが、長編のフィクションの監督は初めての経験。主役は他の俳優にまかせ、今回は監督に専念するという。
現在ダーレン・アロノフスキーの大作『ノア(原題) / Noah』がアイスランドで撮影中のラッセルだが、クランク・アップ次第、ビル・ヒックスを演じる俳優探しを始めるとのこと。
演技ではオスカーを受賞しているラッセルだが、監督としての腕はどのようなものか、期待をして待ちたいと思う。(後藤ゆかり)