世界中のモンスターがプロレスでガチンコ対決!「共食い」を覚えるゾンビが大量発生!? ハチャメチャ流血映画が特集上映!
一方では世界中のモンスターが最強の座をかけプロレス対決を行い、もう一方は世界有数のカジノに何故かゾンビがあふれかえるという、ハチャメチャ設定のホラー映画が「世紀の流血映画デスマッチ」としてシアターN渋谷で特集上映される。
上映される作品は『モンスター・トーナメント』と『カジノ・ゾンビ』の2本。しかし2本立て上映ではなく、本当に面白い映画はどちらかとばかりに、交互に上映が行われる。宣伝隊長ならぬ「公式レフェリー」を務めるのはプロレスラーの武藤敬司。
『モンスター・トーナメント』ではミイラ男、フランケン・シュタイン、ゾンビマン、サイクロプス、オオカミ男など有名モンスターが集結。時間無制限、ギブアップ無し、魔術OK、金的NGと意外にしっかりしたルールの下、世界最強怪物を決めるべく、再起不能となるまでガチンコ勝負を繰り広げる。まさに夢の(!?)対決の実現に武藤も「こんな大会開催されたらプロレス界もお手上げだよ」とコメント。出演者には元WWFのロバート・メイレット、現WWEのケヴィン・ナッシュなど本物のレスラーが名を連ねており、迫力のプロレスシーンに期待がかかる。
一方『カジノ・ゾンビ』は、世界有数のカジノ・シティーであるネバダ州リノが舞台のゾンビパニック映画。生存者たちによる、突如ゾンビが大発生した街からのサバイバルが描かれる。原作はジョシュ・ハートネット主演のサバイバルホラー『30デイズ・ナイト』でも知られる、グラフィック・ノベル界の旗手スティーヴ・ナイルズ。「走る」「考える」そして「共食いする」「寝る」という習性を獲得する、これまでにない進化を遂げるゾンビ像がユニークだ。
一見するとメチャクチャな設定ながら、キラリと光る要素をもっており、単にB級ホラーと無視するには惜しい魅力を放つ両作。果たしてどちらの作品を観るか、ホラー映画ファンにとっては難しい(!?)選択を迫られることになりそうだ。(編集部・入倉功一)
特集上映「世紀の流血映画デスマッチ」は9月22日よりシアターN渋谷にて開催