アメコミ「バットマン」が発売延期に…銃乱射事件の影響で
現地時間20日にアメリカ・コロラド州オーロラで『ダークナイト ライジング』上映中に発生した銃乱射事件の影響を鑑み、DCコミックが「バットマン」のコミック新刊の北米発売を延期することが明らかになった。すでに商品が到着している小売店もあるというが、8月22日まで販売はされない見通しだ。
Hollywood Reporterによると、DCコミックは事件被害者への追悼の意味を込め、「バットマン・インコーポレイテッド(原題) / Batman Incorporated」第3巻の発売延期を決定。これを受け、作者のクリス・バーナムも自身のツイッターで「新刊の発売は延期されることになりました。作中の残酷描写がオーロラでの惨劇の後では不適切であると判断されたためです」と告知した。
コロラド州で発生した事件は波紋を広げており、当初予定されていたキャスト・スタッフのプレミア出席はすでにキャンセル。クリストファー・ノーラン監督がコメントを発表したことに加え、主演のクリスチャン・ベイルが被害者を慰問したことも大々的に取り上げられた。(編集部・福田麗)