五輪出場逃した猫ひろし、「仕事ください」

　お笑い芸人の猫ひろしが31日、都内で行われた映画『怪談新耳袋 異形』の公開記念トークショーに井口昇監督と出席した。ロンドンオリンピック・マラソンのカンボジア代表の座を逃した猫は、「ロンドンに行く予定だったので、夏の予定がガッツリ空いてしまって」と現状を報告。「仕事ください」と集まった報道陣のカメラに向かって懇願した。

猫ひろし、必勝祈願ギャグ披露！映画『怪談新耳袋 異形』イベントフォトギャラリー

　猫は現在仕事がほとんどなく、テレビでオリンピックを見ているといい「日本もカンボジアも両方応援して、複雑な気持ちで見守っています」。中でもやはり男子マラソンには注目しているようで、「山本亮選手は、普段から1か月に1,500キロ走っているくらい体が強い選手なので、ロンドンの暑い中でやってくれると思います」と力強くエール。また、自身の「猫」をもじった必勝祈願ギャグ「きっと、キャット（勝つ）」を披露し、井口監督には「カンボジア人の役がありましたらぜひ」とアピールした。

　一方、井口監督は「ホラーだけに、笑顔を奪われた（主演の）スマイレージが見所のひとつです」と本作を紹介。撮影現場では実際に女性の幽霊が映り込むシーンがあったといい「オムニバスの第4話でスマイレージのメンバーがアパートに入るシーンで、誰もいないはずの2階の窓に女性の影が通り過ぎたんです」と衝撃の告白。現場では全員が目撃して一時騒然となったものの、後に確認した時には消えていたそうで、「メンバーの中でも霊感の強い福田花音が2階は絶対に行きたくないと怖がっていました」とリアルなエピソードを明かした。

　本作は日本中から収集した実際の怪奇体験談「新耳袋」を映像化した人気Jホラーシリーズの劇場版最新作。つんく♂がプロデュースする人気アイドルグループ・スマイレージが映画初主演を務め、少女が体験する恐怖を4話のオムニバス形式で描く。（取材・文：中村好伸）

映画『怪談新耳袋 異形』は8月11日よりシアターN渋谷ほか全国順次公開