『マイノリティ・リポート』でトム・クルーズが操作していた映像ソフトが商品化!
フィリップ・K・ディックの短編を基にスティーヴン・スピルバーグ監督がメガホンを取り、トム・クルーズが主演した映画『マイノリティ・リポート』で、トム・クルーズ演じるジョン・アンダートンが、手を動かして大画面に映し出された映像を操作する機能を搭載したソフトウェアが、現実に商品化されたことがFox Newsや複数のメディアによって伝えられた。
これは、ロサンゼルスに拠点を置く会社オブロング・インダストリーズによって開発された「G-Speak」という名のソフトウェアで、これを使用することで大量のデータを素早く検索し、必要な情報だけを集めることが可能になる。さらに会社で行われる会議で、スマートフォンからの情報もビデオ画面に映し出すことが可能であるため、膨大な情報の共有とビジュアル化ができ、ビジネスでの多様性もあるようだ。
同会社のCEOクウィン・クレーマー氏は「『マイノリティ・リポート』のように、そのまま時間軸を自由に操作したり、詳細にズームできるデモ版も用意した」とも語っている。現在同社は、ボーイングやゼネラル・エレクトリックなどの大手と契約し、さらなる進展を図っているようだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)