堺雅人×山田孝之『その夜の侍』、モントリオール世界映画祭のコンペ部門に出品決定!
熱狂的なファンを持つ劇団「THE SHAMPOO HAT」の赤堀雅秋が初メガホンを取り、実力派の堺雅人と山田孝之を迎えたことで話題の映画『その夜の侍』が、第36回モントリオール世界映画祭のファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション部門に出品されることが決まった。
ファースト・フィルムズ・ワールドコンペティション部門は、世界中からよりすぐった初監督作品を集めた「コンペ」部門だけに注目度も高い。『その夜の侍』が受賞する可能性があるのは、同部門作品(約26作品)の中から選ばれるゴールデン、シルバー、ブロンズの3種の賞と、全部門対象の観客賞だ。
今回の発表を受けて赤堀監督は、「『なんかすいません……』といった感じです。出品させていただくことになり、キャスト・スタッフのおかげだと思います。うれしいです」と少し戸惑った様子ながらも喜びをにじませている。なお、堺雅人と山田孝之の映画祭参加は現在のところ未定だが、赤堀監督が現地入りすることは決定している。
映画『その夜の侍』は、赤堀が作・演出・主演を務め大絶賛された舞台の映画化作品。愛する妻をひき逃げされた男(堺)が復讐(ふくしゅう)の機会を狙い、犯人(山田)だけでなく自分をも追い詰めていくさまを描き出す。赤堀は今回が初監督ながら、堺、山田に加え、脇を固める新井浩文、田口トモロヲ、綾野剛、谷村美月、坂井真紀、安藤サクラといった実力派俳優陣の力を存分に引き出し、「赤堀ワールド」を確立させている。(編集部・市川遥)
映画『その夜の侍』は11月17日より全国公開