映画通イケメン俳優、斎藤工が立川志らくとタッグで語る隠れた名作!
10月15日より4夜連続でオンエアされる、WOWOWシネマとTSUTAYAのコラボ番組「100人の映画通が選んだ“発掘良品”」の解説コーナーに、映画通で知られる落語家の立川志らくと、俳優の斎藤工が登場する。初顔合わせとなる二人が、映画好きのツボをくすぐる企画について語った。
TSUTAYAが展開している「TSUTAYA発掘良品」レーベルと連動した、知る人ぞ知る作品ながら、ライトユーザーが観ても面白い映画をピックアップし、WOWOWで放送する本特集。第1弾は『蜘蛛女』『ロンゲスト・ヤード』『レモ/第1の挑戦』『追いつめられて』がオンエアされるが、二人が「なぜ今まで観なかったのか!」と声をそろえる作品が、ケヴィン・コスナー主演の『追いつめられて』だ。
「後世に残る作品だと思います。公開当時から今に至るまで、なぜ良さが知られてこなかったのかが不思議です」と斎藤が言うと、志らくは「タイトルが歌謡曲みたいで良くないですよ。まさか『24 TWENTY FOUR』のようなストーリー展開の映画だなんて想像できない」と笑顔で返す。
世代も年齢も違う初共演の二人だが、そこは映画を愛する者同士、すぐに通じ合うようだ。愛のある突っ込みを入れる志らくに対し、役者ならではの視点から映画を語る斎藤は「一本の映画がどう作られるかというプロセスを経験している人間として、つまらないと言われる映画も一言では片付けられない。現場の匂いが香ってくるような目線で観て、語ることしか僕にはできないのかもしれません」とコメント。『蜘蛛女』でゲイリー・オールドマンが見せる芝居に対する、「最初から最後までヤク中のよう」(志らく)、「自分を追い込んで極限状態になって演じている」(斎藤)という表現の違いも、番組ならではの面白さだ。
発掘されるべき「良品」に必要な要素について志らくは、「面白さ、人間の想像力をかき立てる力、品」と語り、斎藤は「時代を超えても劣化せず、おいしいものを食べたときと同じように、人に伝えたくなるのが良品」と定義する。そして志らくは、この企画を体験して「古い映画を片っ端から観ているけれど、それでも見落としがあることを再確認しました」とコメント。斎藤も、「映画と出合うきっかけは本当に些細(ささい)なことだとわかりました。師匠と僕が、皆さんと映画の仲人になれたらいいなと思います」と自分の役割を見据えている様子で、早くも第2弾の放送が待ち遠しくなる。(取材・文:須永貴子)
特集「100人の映画通が選んだ“発掘良品”」はWOWOWシネマにて10月15日よる6:45から4夜連続放送予定