スティーヴン・キング原作の世紀末SF『ザ・ダーク・タワー』の映画化の主人公にラッセル・クロウに白羽の矢
ワーナーブラザーズが製作するロン・ハワード監督の『ザ・ダーク・タワー』の企画に動きがあったことがDeadline.comで報じられた。
主演ラッセル・クロウ・監督ロン・ハワード 映画『シンデレラマン』写真ギャラリー
「ザ・ダーク・タワー」シリーズは、キング自身ライフワークと称する作品で、アメリカの西部開拓時代を思わせる荒廃した世界を舞台に、「最後のガンスリンガー」であるローランド・デスチェインと仲間たちの壮大な旅を描く作品で、1982年の第一巻発刊以来現在までに8冊(日本では7冊)が刊行されているベストセラー・シリーズである。
主演にはこれまでハビエル・バルデムの名前が挙げられており、彼が主人公のガンマン、ローランド・デスチェインを演じるのはほぼ間違いなさそうだという予想だったが、ロン・ハワードとプロデューサーのブライアン・グレーザー、脚本を書いたアキヴァ・ゴールズマンが主人公にラッセル・クロウを考えており、すでに話を進めているとのことが明らかになった。ロン・ハワードとラッセル・クロウといえば、ラッセル・クロウにアカデミー賞をもたらした『ビューティフル・マインド』と『シンデレラマン』で仕事をしており、今回ラッセルがオファーを受ければ、3度めのタッグとなる。
アキヴァ・ゴールズマンの再校した脚本が出来上がり、製作にゴーサインが出るかどうかはワーナー・ブラザーズの手にゆだねられた。あと数週間のうちに結論が出るだろう。(後藤ゆかり)