男の体も物語も刻一刻と『へんげ』!世界で評価!ファンタジア映画祭で特別賞受賞!
大畑創監督の映画『へんげ』が、7月19日から8月9日までカナダ、モントリオールにて開催された第16回ファンタジア映画祭で、ケベック批評家協会(AQCC)の審査員たちから贈られる特別賞(Special Mention)を受賞した。
映画『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』『ゴジラ2000 ミレニアム』で特技・撮影を務めた村川聡、映画『仮面ライダーJ』で特技・美術を務めた寒河江弘らが集結し、特撮にこだわり撮影された本作。
主な登場人物は、徐々に体が変化を遂げていく奇病を患った男と、それを止めることのできない恐怖に襲われつつ献身的に介護する妻。男の体が変化を遂げていくように、物語も精神病理サスペンスから超常現象ホラー、そして血みどろの猟奇殺人劇へと刻一刻と変化を遂げていく。
今回の受賞に、大畑監督は「敬愛するデヴィッド・クローネンバーグ監督を育てた国での映画祭にて賞をいただけてとてもうれしいです。制作時に力を貸してくださった方々、興行時に応援してくださった皆様のおかげで受賞することができました。ありがとうございました。これを励みにして、『へんげ』を超える映画を作りますのでご期待ください」と次なる作品への意欲を見せた。
なお、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、カナザワ映画祭、ちば映画祭でも好評を受けていた本作。今後も世界三大ファンタスティック映画祭に数えられるシッチェス・カタロニア国際映画祭など、20以上の海外映画祭への出品が決定しており、さらなる飛躍も期待される。(編集部・島村幸恵)
映画『へんげ』ブルーレイ(税込み:5,040円)、DVD(税込み3,990円)は発売中