海外ドラマ「フレンズ」を中国がパクった?「盗作ではなくオマージュ」と製作陣は声明
人気海外ドラマ「フレンズ」にそっくりなテレビドラマが中国で放送されていると話題になっている。友人同士が近くのアパートで暮らし、コーヒーショップでさまざまなことを語り合うという「フレンズ」の設定がそっくりそのまま使われているのだという。
問題になっているのは、中国で放送されているドラマ「愛情公寓(原題)」。この疑惑を最初に取り上げた英テレグラフは、「フレンズ」のシーンやセリフがそのまま使われていることに触れ、「盗作だ」と激怒している視聴者の声を紹介している。
これに対して、ドラマ製作陣はいくつかのジョークを他作品から引用したことを認めたものの、盗作についてはきっぱり否定。「ハンサムな男性やステキな女性のように、コメディーにはいくつかのパターンがあります。盗作ではなく、オマージュをささげたというべきでしょう」と説明した。
この騒動は米TIME.comでも「この中国ドラマは『フレンズ』をパクったのか?」と題した記事で取り上げられ、大きな話題に。「フレンズ」といえば、1990年代の放映当初から爆発的な人気を博し、ジェニファー・アニストンら出演者を一躍スターダムに押し上げたことでも知られるコメディー。アメリカの国民的番組といっても過言ではないだけに、今回の騒動に注目している人が多いようだ。
疑惑の対象となった中国ドラマ「愛情公寓(原題)」は2009年に放送開始されたコメディーで、現在はシーズン3が放送中。上海を舞台に、友人にして隣人である7人の男女の姿が描かれている。設定面では、登場人物の職業がコンピューター・プログラマーや大学教授などであることも「フレンズ」と共通している。(編集部・福田麗)