「映画の中の性行為はすべて本番になる」とシャイア・ラブーフが明かす ラース・フォン・トリアー監督新作
ラース・フォン・トリアー監督のエロティック・ロマンス映画『ニンフォマニアック(原題) / Nymphomaniac』への出演交渉が進んでいる映画『トランスフォーマー』のシャイア・ラブーフが、「映画の中で描かれる性行為は、すべて本物になる予定」とMTVでの取材で明かしている。
シャイア・ラブーフ主演映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』フォトギャラリー
今夏撮影開始、2013年公開予定の本作には、フォン・トリアー監督の2009年製作の映画『アンチクライスト』で夫婦を演じたシャルロット・ゲンスブールとウィレム・デフォー、そして、映画『ドッグヴィル』に出演した二コール・キッドマンの出演がすでに決まっており、ゲンスブール演じる女性の性の歴史が過激な性描写とともに描かれると伝えられている。シャイアの出演もほぼ確定している模様。
シャイアは、「脚本の冒頭に免責事項が記されていて、そこにセックスシーンは本物であること、法律に触れる内容であればぼかしを入れるが、それ以外はすべて本番とのことだ」と明かしており、『ニンフォマニアック(原題)』が『アンチクライスト』を超えたタブーを描く作品になるであろうことを裏付けている。
シャイアは、2010年5月に、2008年の『インディ・ジョーンズ』シリーズの第4弾、』『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』について、「駄作だった」とコメントし、スピルバーグ監督やハリソン・フォードのひんしゅくを買った事実について、後悔の意をThe Hollywood Reporterに伝えてはいるものの、「空想の入る余地が皆無」として、今後ハリウッドのスタジオシステムの中で働く意思がないことを明かしている。
さらに、「恐怖を感じる作品にしか出演したくない」とコメントしているシャイアは、『ニンフォマニアック(原題)』に恐怖を感じている、と語っており、本作への出演が正式決定すれば、彼にとって願ってもない新たな挑戦になりそうだ。(鯨岡孝子)