元IMF専務理事ドミニク・ストロス=カーン氏のスキャンダルを基にした映画に、イザベル・アジャーニが出演し、ジェラール・ドパルデューと共演!
映画『キング・オブ・ニューヨーク』や『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』などでおなじみのアベル・フェラーラ監督がこれからメガホンを取る予定の、セックス・スキャンダルで国際通貨基金(IMF)専務理事の座を追われることになったドミニク・ストロス=カーン氏の事件を基にしたタイトル未定の新作に、イザベル・アジャーニが正式に出演することがDaily Mailや複数のメディアによって伝えたられた。
イザベル・アジャーニ出演映画『イザベル・アジャーニの惑い』場面写真
これは、アベル・フェラーラ監督が映画『ブラックアウト』の脚本家クリスト・ゾイスとともに脚本を執筆している作品で、ストロス=カーン役には、映画『グリーン・カード』や『シラノ・ド・ベルジュラック』などで知られるフランスを代表する俳優ジェラール・ドパルデューがすでに決定しており、今回新たに映画『カミーユ・クローデル』や『王妃マルゴ』のイザベル・アジャーニが出演することが決定した。アジャーニはストロス=カーン氏の妻アン・シンクレアを演じることになったようだ。
ストロス=カーン氏は、2007年から国際通貨基金(IMF)の専務理事を務め、一時期はフランス大統領選挙でも有力候補と言われていた人物だが、2011年5月、滞在先のニューヨークのホテルにおいて、ホテルの女性従業員性に対して性的暴行を加えた容疑で逮捕され、IMF専務理事職を辞任。保釈後、自宅軟禁が続いたが、ホテルの女性従業員の証言の信ぴょう性が揺らいだことで、ニューヨーク裁判所はストロス=カーン氏の自宅軟禁を解除している。妻アン・シンクレアは、先日ストロス=カーン氏と別居していることを明かしていたが、離婚は成立していないようだ。
世界中を騒がせたこのスキャンダルは、どのように描かれていくのだろうか? 撮影は、ニューヨークとパリで行われることになっている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)