宍戸錠、78歳にして役者も女も現役続行宣言!チャーリー・シーンには負けたくない!?
5日、有楽町の日本外国特派員協会で俳優の宍戸錠が、外国人記者の前で記者会見を行った。
映画『拳銃(コルト)は俺のパスポート』上映&トークショーギャラリー
来たる9月10日に創立100周年を迎える日活株式会社。これを記念し、この日は宍戸自身が一番好きだという主演映画『拳銃(コルト)は俺のパスポート』の上映と記者会見が行われた。宍戸は「この映画は33歳くらいのときかな。あまりにも(芝居が)うまいんで、俺もビックリしちゃったよ。33に戻りたいやね」と上機嫌な様子であいさつ。
外国人記者にとって宍戸といえば、『殺しの烙印』など鈴木清順監督とのコンビ作の印象が強い様子。清順監督についての質問に宍戸は「彼は今、車いす生活ですが、『ジョーちゃん、もう一本だけ二人でやろう』と相談をしています。そのときは俺の本(宍戸の自伝的小説『シシド-小説・日活撮影所』)を使えと言っているんです。彼にはまだ読ませていないけど、読めばきっとやると思います」と明かす。
御年78歳となる宍戸だが、「(33歳のころと)同じ動きは今でもできます。僕をこんな風に育ててくれたのは、ハリウッドの西部劇ですね。早撃ちの世界では、ゲイリー・クーパー、アラン・ラッド、そして次が宍戸錠と続きます」と語ると会場からは大きな拍手が。興が乗ったのか、続けて宍戸は「僕は何やっても3番目なんですね。(石原)裕次郎、(小林)旭、(宍戸)錠ってね。こないだモテキランキングってのがあって、1位がウォーレン・ベイティ、2位がチャーリー・シーンで、そして3位がミーで、これも3番目だったね」と語る。
だが外国人記者たちは、宍戸の「モテキ」という言葉にピンと来ていない様子。そこで宍戸は「日本語で言うと、何人の女性とセックスしたかということ。チャーリー・シーンには負けたくないね」と説明し、現役続行(!?)を宣言した。今年は映画『ファイナル・ジャッジメント』に出演するなど、俳優としても現役続行中。「僕が生きている限り俳優をやりますよ。今後も盛り上げていかないとね。日本映画に期待してください!」と呼び掛けると、会場からは大きな拍手が起こった。(取材・文:壬生智裕)
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