チュートリアル徳井、下ネタがリアルすぎて林遣都にヘンな刺激?
田中宏のコミックを熊切和嘉監督が映画化した『莫逆家族 バクギャクファミーリア』で、元不良の主人公・鉄を演じたチュートリアルの徳井義実が、共演の林遣都と共に撮影を振り返った。
徳井が演じるのは、かつて最強と呼ばれ、くすぶりながらも「今」を生きている男・火野鉄。鉄を演じるため、徳井は生まれて初めて髪を金髪に染め上げ、徹底的な役づくりを施した。鉄の息子・周平を演じた林は、見事に変身した徳井の姿に衝撃を受けたという。「かっこよかった! バラエティーのときのような雰囲気と全然違って、今まで見たことがないおっかない一面を見ました。頼もしい親父って感じがしましたね」と、目を輝かせた。
共演者には、玉山鉄二、村上淳、中村達也、新井浩文など実力派の俳優が勢ぞろいしている。中でも元BLANKEY JET CITYのドラマーであり、本作では狂気に満ちた暴力性を持つ男・ナベさんを演じた中村との初対面は、衝撃的だったそう。「もう顔が! あんな怖い顔をした人は、今まで会ったことがない」と撮影開始当時の恐怖を振り返った。最初は怖がっていたという徳井だが、撮影が始まるとすぐに打ち解けたという。
全員が「気を使える優しい大人」ばかりだったという共演者たちの絆を深めたのは、徳井の下ネタ話。「撮影のときは寒かったので、みんなで火を囲みながら、エロトークで盛り上がっていました。やっぱり、行き着くところは、下ネタなんですわ」とうれしそうに語る。
コワモテな男たちを笑顔にさせてしまう徳井のエロトークは、もはや芸術の域。下ネタ全開でエロ話を繰り広げる、ランディーズ中川貴志、すっちーとのユニット「エロ三羽烏」のライブは、チケット販売後即日完売するほどの人気で、先月には三人の似顔絵が印刷されたパッケージのコンドームも発売されたほど。
オヤジたちの下ネタ話に一度だけ参加したという林は、「すごくリアルで、テレビじゃ言えないようなネタばかり」と刺激を受けたそう。徳井の経験値の高さに圧倒されたという林に、徳井は「背中でエロを教えたりました!」とニヤリ。
言うまでもないが、撮影ではエロ封印でぶつかり合った徳井。雨に打たれながら、壮絶な殴り合いを見せる男たちの姿は震えるほどかっこいい。林に「最強で、最高の親父だった」と言わしめた、徳井の男気あふれる姿をぜひ劇場で堪能してもらいたい。(編集部:森田真帆)
映画『莫逆家族 バクギャクファミーリア』は9月8日より全国公開