神木隆之介、子役から大人への成長を実感!7年ぶりの源義経に自信!
NHK大河ドラマ「平清盛」に出演中の神木隆之介が、かつて子役時代に大河ドラマで演じた源義経を再び演じることについての運命的な思いを語った。
2005年に大河ドラマ「義経」で牛若丸(源義経)を演じた神木が、7年ぶりに再び大河で義経を演じることに。同じ人物の幼少期と成人期を演じ分けることになっただけに、今回のオファーを「時を超えて、つながっていく人生を演じるのは運命かもしれない」と評した神木。この7年という年月を「あっという間だった気もします」と振り返ると、2度目の義経役にも「あのときよりはより深く表現できるようになっていると思いますし、密度の濃い、成長した義経を極めたいと思います」と気合も十分だ。
平家滅亡の立役者として華麗に登場した義経は、後に兄の頼朝から追われる身となり、はかなく散っていった。そんな悲劇の英雄・義経は、「判官びいき」という言葉が生み出されるほどに多くの人たちから愛されてきた。もちろん神木にとっても「素直で強いけど、美しくてはかないというイメージ。そして合戦のときには、人がやらないことを大胆にできる。そういうところが尊敬できますし、あこがれますね」と義経への思いは強いようだ。
「映画『妖怪大戦争』のときにワイヤーアクションを少しやったことはありましたけど、本格的な殺陣は初めて」という神木は、後の家来となる弁慶と出会う有名な「五条大橋」のシーンについて「改めて殺陣は大変だなと思いましたけど、皆さんに楽しんでいただけるような、いいシーンになったんじゃないかと思います」と満足げな表情。その弁慶を演じる青木崇高とのコンビネーションも「義経と弁慶のように相棒という雰囲気ですね」と付け加える。
本作の磯智明チーフプロデューサーからも「彼は少年から大人に変わるところを演じるのがとてもうまい。今後、ドラマの中で大人になっていく過程が楽しみ」と期待されている神木。19歳になった神木が、クライマックスに向けてどのような義経像を見せてくれるのか。今から楽しみだ。(取材・文:壬生智裕)
NHK大河ドラマ「平清盛」はNHK総合ほかにて放送中