生田斗真、命を懸けた『脳男』!「間違いなくすごい映画」と自信!
俳優の生田斗真が13日、第46回江戸川乱歩賞受賞小説を映画化した『脳男』の製作報告会見に登場。これまで演じてきた役とは大きく異なり、感情を持たず、痛みを感じない殺人マシーンというダークヒーローに挑む生田は「この『脳男』に命を懸けて、魂をのせました。この映画が日本の映画界にとっても、僕の俳優人生にとっても、何か少しでも変わるきっかけになれば。自分の口で言うのも恥ずかしいですが、間違いなくすごい映画だと思います」と自信の表情で語った。
本作は首藤瓜於による同名小説が原作で、生まれつき並外れた記憶力と知能・肉体を備えながら、人間の感情は持たないという謎めいた“脳男”・鈴木一郎(生田)が主人公のバイオレンス・ミステリー。脳男を救おうとする脳神経外科医・鷲谷真梨子を松雪泰子、正義感の強い茶屋刑事を江口洋介が演じる。さらにこの日、脳男と対峙する連続爆弾魔・緑川役を二階堂ふみ、緑川のパートナー・ゆりあ役を太田莉菜が務めることも発表され、豪華キャストが瀧本智行監督と共に集結した。
感情のない主人公・脳男にちなみ、登壇者それぞれに「自分自身のことを名付けるなら何男? 何女?」という質問が飛び、生田は「僕は『昭和男』。考え方がわりと古いタイプだと言われることが多い。『男は台所に立たない』とか(笑)。男とは、というのを自問自答したりするタイプなんです」と意外にも古風な考え方の持ち主であることを明かした。
また、松雪は「わたしは『晴れ女』です」とポツリと答えると、隣の生田から「えー、そういうベタなヤツ(答え)?」とツッコミを入れられ苦笑。続けて「どんなに雨の予報があっても、(自分が)撮影しているときは晴れちゃう。梅雨時期の撮影では重宝がられます。でも今回の作品は雨が必要な現場だったので、重宝がられなかったです(笑)」とユーモラスに語っていた。(古河優)
映画『脳男』は2013年2月9日より全国公開