『ホビット』ゴラムのビジュアル初公開!10年前と変わらぬ姿がここに!
映画『ホビット 思いがけない冒険』に再登場する『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でおなじみのキャラクター、ゴラムのビジュアルが初公開された。第1章『ロード・オブ・ザ・リング』から約10年という月日が流れ、映像技術も格段に進歩している中、あえてシリーズを通してのゴラムの姿を採用したピーター・ジャクソン監督のこだわりが感じられる一枚になっている。
『ホビット』3部作の舞台は、『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前の世界。前シリーズの主人公フロド・バギンズの養父であるビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)が、ひょんなことから13人のドワーフから成る一団と共に、スマウグという名の邪悪なドラゴンに奪われたドワーフ王国を取り戻すべく壮大な旅に出るさまを描く。
その旅の途中でビルボが出会うのが、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作でおなじみのゴラムだ。ビルボは冒険とは縁遠い控えめな性格ながら、地下の湖畔でゴラムと対峙(たいじ)したことで自分にも知恵や勇気があったことに気付き、ゴラムの宝物である金の指輪まで手に入れることになる。
ゴラムを演じるアンディ・サーキスは同シーンについて、「マーティン・フリーマンとの仕事はとても素晴らしく、大好きだった。それはとても舞台のような感じだった」とコメント。また、とても長いシーンになったといい、「僕らにいろんなレベルを試し、シーンのハートを見つけ、ドラマ的な意味を見つける機会をもたらしてくれた。それは素晴らしい経験だったよ」と撮影を振り返っている。
21日には『ホビット』3部作の原作である、J・R・R・トールキンのファンタジー小説「ホビットの冒険」が発刊75周年を迎え、22日にはビルボ&フロドの誕生日が控えているなど、今週はまさに「トールキンウィーク」。それをさらに盛り上げるべく、本日24時にアメリカ版のオフィシャルサイトでは最新予告編がアップされる予定だ。『ホビット 思いがけない冒険』は現在編集作業のクライマックスを迎えている。(編集部・市川遥)
第1部『ホビット 思いがけない冒険』は12月14日公開
第2部『ザ・ホビット:ザ・デゾレイション・オブ・スマウグ(原題) / THE HOBBIT: THE DESOLATION OF SMAUG』は2013年12月13日公開
第3部『ホビット ゆきて帰りし物語』は2014年7月18日公開