『バイオ』神谷誠監督、扁桃炎の土屋アンナにリベンジできず無念
21日、映画『バイオハザード ダムネーション』記者発表会が、幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2012内のイベントステージで行われ、本イベントに特別ゲストとして出席予定だった土屋アンナの欠席を神谷誠監督が残念がった。
19日に、扁桃炎のために医師から最低10日間の絶対安静を告げられたと発表した土屋。本日も主題歌を担当する本作のイベントに出席予定だったが、現在は声が出ない状態のため泣く泣くキャンセルとなった。
土屋の欠席について神谷誠監督は「前作の記者発表のときに、土屋さんは『怖くないから大丈夫です』とおっしゃっていて。もちろん女性ファンにも観ていただきたいという思いからで、彼女に悪気はなかったんですが、(ホラー映画としては)そう言われないようにしたいと思って。今回は土屋さんにリベンジしたいと思っていたんです」と残念そうな表情。しかし土屋の曲については、「歌詞やデモ曲が送られてきたときに、確実にこの曲しかないと思った。作品の世界観に合ったかっこいい曲」と非常に満足している様子だった。
また、本作について神谷監督は「今回は、実写版、ゲームなどが次々と公開され、バイオ祭りとなっている中、満を持して公開できることが幸せです。本作はゲームの世界観を守った作りになっているので、ゲームファンの人は楽しめると思うし、(ゲーム版の5と6の間を埋める映画ということで)6の世界観はこういう世界観を経て生まれたのかということを楽しんでいただけたら」とファンに向けてアピールした。
土屋の所属事務所からは、「本日は、登壇予定でした記者会見に参加できなくて申し訳ございません。東京ゲームショー2012での『バイオハザード ダムネーション』記者会見は本人も楽しみにしており、非常に残念がっています。フルCG映画『バイオハザード』のテーマ曲として2作連続で選んでいただき、今回のテーマ曲『CARRY ON』に関しても、本人が作詞を担当して、とても気に入っている楽曲が完成し、映画館で流れるのを楽しみに待っております。1日も早く復帰して、皆さまにお会いできることを楽しみにしております」という土屋の無念さが伝わるメッセージが届けられた。(取材・文:壬生智裕)
映画『バイオハザード ダムネーション』は10月27日より新宿ピカデリーほかにて全国公開