園子温監督最新作は初のアクション映画でコメディー映画!二階堂ふみほか友近、堤真一とも初タッグ!
園子温監督の最新作『地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?』の制作が発表され、園監督が初のアクション映画に挑戦したことが明らかになった。園監督の映画『ヒミズ』で日本人初のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した二階堂ふみが出演するほか、國村隼、友近、長谷川博己、星野源、堤真一が園監督と初タッグ。豪華キャストが集結した。
園監督が「アクション映画を撮りたい!」という思いから15年以上前に自身が書いた脚本を発掘して加筆、映画化に漕ぎ着けたという本作。國村演じる武藤が、ある事情から刑に服していた友近演じる妻しずえの出所祝いに、娘で女優の卵のミツコを映画デビューさせるため奮闘するというコメディー要素満載のストーリーが展開。堤は武藤といがみ合いながらもミツコに恋をしてしまう極道の男・池上を演じ、星野はひょんなことから映画監督と間違えられた男・公次を、長谷川はその公次に頼まれミツコ主演映画を撮るハメになる自主映画監督・平田にふんする。
園監督は本作について、「『キル・ビル』っぽい、と言われることもあるけれど、先にシナリオは書いていたので、どこか似ていたとしてもそれは偶然です(笑)。とにかく過激で、しかもいろんな要素がてんこ盛り」と自信の発言。園監督と初タッグとなるキャスト陣は皆、園監督作品への出演を熱望していたようで、國村が「即決でした」と言えば、堤も「『ぜひ一緒にやってみたい!』と出演を決めました」。長谷川にいたっては「こんな映画のこんな役を演じてみたかった。まさに“待ち望んでいた役”。映画の神様ありがとう!」と出演の喜びを語っている。
撮影は8月15日にクランクインし、間もなくクランクアップ。年内の完成、2013年3月公開を予定。本作には、アクションの要素と共に、コメディーの要素、園監督作品らしいバイオレンス描写も含まれ、裏テーマには「35ミリ映画への愛」も詰まっているという。まさに盛りだくさんの内容で、センセーショナルな作品を次々と生み出す園監督にとって新境地といえる新作映画『地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?』。完成が待ち遠しい。(編集部・島村幸恵)
映画『地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?』は2013年3月より新宿バルト9ほかにて全国公開予定