草なぎ剛、第1子誕生の黒木メイサを祝福!親指立て「おめでとう!」
24日、六本木のグランド ハイアット 東京で映画『任侠ヘルパー』完成披露記者会見が行われ、草なぎ剛が、赤西仁との間に第1子となる女児を出産したばかりの黒木メイサに祝福のメッセージを送った。この日はそのほか、安田成美、夏帆、風間俊介、香川照之、西谷弘監督が登壇した。
2009年7月期、草なぎ演じる極道・翼彦一が老人介護をするという奇抜な設定が話題を集めた人気ドラマ「任侠ヘルパー」が劇場版として復活。テレビ版からほぼキャストを一新した劇場版だが、ドラマ版にも出演した黒木メイサが劇場版に友情出演を果たしている。
黒木といえば、23日午後、赤西との間に第1子となる女児を出産したばかり。草なぎは親指を立てながら「メイサちゃんおめでとう! とてもおめでたいです。忙しくて映画を観られてないと思うので、落ち着いたら映画を観ていただきたいです」と祝福する一幕もあった。
「だいたいドラマで演じた役って終わったら(自分の中から)パッと消えてなくなるものなんですが、彦一は終わってからもずっと頭の片隅にあった。西谷監督と違う現場で会うと、監督の頭にも彦一が残っていて。お互い(作品が)終わったのに、終わっていない感じがしたんです」と映画の完成に運命的なものを感じている様子の草なぎ。その西谷監督が「草なぎ君の顔を見ていたら、意外にケンカが強そうな顔をしてるなと思って。そうしたら役がどんどんよりハードになって、生身の彦一になっていった」と語る通り、これまで“いい人”の役が多かった草なぎにとって、本作の彦一は、新境地ともいえる役となった。
かつて数々の任侠映画に出演してきた俳優の高倉健とは、映画『あなたへ』で共演したばかり。その現場で「(極道役は)おまえに合ってないぞ」とちゃかされたと述懐する草なぎは「健さん観てないんじゃないかな」とおどけてみせるものの、それでも本作の役づくりとして高倉が出演した任侠映画を参考にしたそうで、「もともと僕は昭和の任侠映画が大好きで。健さんの映画をよく観ていましたが、『あなたへ』で健さんと共演させてもらってより多くのことを学びました。ちょうど僕らの世代は新しいものと古いものを知っている世代なので、(本作は)現代の任侠映画としていいものが作れたかなと思います」と本作に自信を見せる草なぎであった。(取材・文:壬生智裕)
映画『任侠ヘルパー』は11月17日より全国東宝系にて公開