「聖☆おにいさん」アニメ映画化決定!ブッダ&イエスによるギャグ&コメディーがスクリーンに降臨!
中村光のコミック「聖☆おにいさん」がアニメーション映画化されることが明らかになった。音楽をムーンライダーズの鈴木慶一と白井良明が担当し、アニメーション制作は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などのA-1 Picturesが担当する。
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「聖☆おにいさん」は、アニメ化・実写化された「荒川アンダー ザ ブリッジ」の原作者として知られる中村光によるギャグ漫画。雑誌「モーニング・ツー」で2006年から連載されている。ブッダとイエス・キリストを主人公に、世紀末を無事越えた二人が東京・立川でアパートをルームシェアリングしながら外界のバカンスを満喫しているという設定が話題になり、既刊7巻は累計発行部数800万部を記録している。
さらに同作は「このマンガがすごい!2009」オトコ編1位、そして第13回手塚治虫文化賞を短編賞で受賞。細かいお金を気にするブッダや衝動買いの多いイエスという独自のキャラクターづけに加え、お正月やお盆といった日本の風習や、仏教やキリスト教をはじめとする宗教を絡めたギャグは、21世紀の日本でしか表現できないという声もあり、その単行本が大英博物館にも展示されるなど、世界中から注目を浴びている。
初のアニメ映画化にあたっては、アニメ「けいおん!」「THE IDOLM@STER アイドルマスター」の演出で高い評価を得た高雄統子が初監督に抜てき。脚本にはこれがアニメ初挑戦となる実写映画『君に届け』の根津理香、キャラクターデザインには『映画ドラえもん』シリーズで作画監督を務めた浅野直之が起用されている。
「今世紀公開決定」ということでまだ具体的な公開時期は未定となっているものの、12月3日に発売されるコミック第8巻にはオリジナルアニメーションDVD付き特装版を用意。その中では映画化に先駆けて「聖人」の声をお届けするといい、ファンは要注目だ。(編集部・福田麗)
映画『聖☆おにいさん』は今世紀公開