瀧本美織、苦手なミステリーで連続ドラマ主演!探偵のお仕事にはピンとこなかった!?
東京都内のウエスティンホテル東京で1日、テレビドラマ「パーフェクト・ブルー」の制作発表が行われ、主演を務める瀧本美織が、共演する平山あや、根岸季衣、白鳥久美子(たんぽぽ)、寺脇康文、財前直美らと出席し、意気込みを語った。
「宮部みゆきミステリー『パーフェクト・ブルー』」会見ギャラリー
宮部みゆきの長編デビュー作「パーフェクト・ブルー」と、その作品に登場する登場人物で描かれた「心とろかすような-マサの事件簿」が原作となる本作。民放ドラマ初主演となる瀧本は、母親が経営する女性ばかりの探偵事務所「蓮見探偵事務所」に勤める主人公の蓮見加代子を演じている。
探偵事務所の調査員にふんする瀧本は、普段テレビでミステリーを見ているときに犯人を予想しても、全く当たらないといい、「ミステリーは苦手。探偵という職業がそもそも自分に向いていない」と少々照れくさそう。探偵という仕事にも最初はピンと来なかったというが、「探偵といっても、そんな職業がこの世に本当に存在しているのかもよくわからなかった。演じてみて初めて身近な職業だと実感できました」と語った。
一方で、原作については、「周囲から、特に読まなくていいと言われていましたが、自分としても役作りの上で、いろいろ知らずに演じたほうがいいかなと思ってあえて読まなかった」とコメント。「陰のある女性役を演じるので、陰のある自分を出せるよう演技に力を入れました」と真摯(しんし)に語った。
民放ドラマ単独初主演となるが「周囲の助けもあって、気負わずにやらせてもらっています」という瀧本。特に「財前さんは結構いたずら好きなんです」と明かすなど、母親を演じる財前とは仲が良い様子。また劇中でコンビを組む元警察犬のマサについても「父の実家が大型犬を飼っていて、犬は大好き。マサはすごく頭が良いんです。でもわたしの顔をなめ回すので、メイクさんが困っています」と語るなど、すっかり心の支えとなっている様子。「ミステリーだけど、現場は明るくて楽しい」と充実した表情で撮影を振り返っていた。(取材・文 名鹿祥史)
パナソニックドラマシアター「宮部みゆきミステリー『パーフェクト・ブルー』」は10月8日から毎週月曜午後8時より放送予定