松坂桃李、樹木希林らギネス記録達成!1,001人を「ツナグ」
2日、映画『ツナグ』試写会が東京・目黒のパーシモンホールで行われ、キャスト4人と監督、観客996人の合計1,001人が小指を繋げるギネス世界記録を達成した。
主演の松坂桃李、共演者の樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲、メガホンを取った平川雄一朗監督が出席したこの日のイベント。『ツナグ』にちなんで「想いを“ツナグ”小指チェーン」と題して、観客996人とキャスト4人と監督、合計1,001人が小指を繋げるギネス世界記録に挑戦。見事記録を達成し、立ち会った日本人初のギネス世界記録公式認定員によって、その場でギネス認定証が授与された。
松坂は「ギネス記録達成の歴史的瞬間に、僕もこの場に立つことができて幸せでございます。『ツナグ』はスタッフ、キャストが心を込めて作った作品です。見ていただいたみなさんが見ていない方につなげていただければ」と記録達成の喜びを語った。
またこの日撮影を振り返った松坂は「時間的にもタイトだったんですけど、本当に楽しかったですよ。忘れられないです」としみじみ。松坂の祖母を演じた樹木は「(松坂との組み合わせは)商売になりそうな感じがします」とニヤリ。平川監督は樹木について「撮影中に漬け物を差し入れてくれたんですよ。ムードを作ってくれた方」と評したが、この舞台あいさつでも桐谷が「お節料理作りに挑戦したい」と言ったところ、樹木が「買った方が早いです」と言い放ち、観客を笑わせていた。
『ツナグ』は、「鍵のない夢を見る」で147回直木賞を受賞した辻村深月の同名小説が原作。死んだ者と生きる者の再会を仲介する使者“ツナグ”の見習いを努める高校生が、死者との再会を望む人々と関わることで、葛藤し成長していく姿を描く。(取材・文:県田勢)
映画『ツナグ』は10月6日より全国公開