オフィス北野最新作、韓国で拍手喝采!臼田あさ美にプレゼントの嵐!
ビートたけしの所属事務所「オフィス北野」が製作・配給する映画最新作『桜並木の満開の下に』が、開催中の第17回釜山国際映画祭にてワールド・プレミア上映され、主演の臼田あさ美と舩橋淳監督の舞台あいさつが行われた。
臼田あさ美出席!-『桜並木の満開の下に』釜山国際映画祭舞台あいさつフォトギャラリー
臼田が現れた途端、大歓声を上げた観客たち。その様子に驚きながらはにかむ臼田に駆け寄り、プレゼントや花束が手渡された。多くのプレゼントを手にしながら臼田と監督は舞台に上がった。
釜山に初めて来たという臼田は、「先ほど到着したばかりなのですが、さっそくホテルの周りを散歩してきました。海がとてもキレイで、近くに見える山の風景もすてきだなと思いました」とあいさつ。さらに「こんなに多くの人が来てくださってとてもうれしいです。映画を最後まで楽しんでください」と続けた。舩橋監督は、「上映前に説明するのは好きではないので、上映後に皆さんの感想や質問を受けながらお話できれば……」と上映前はまずは作品を観てもらいたいと言葉少なだった。
映画の上映が終わり観客の拍手の中、改めて舞台に立った舩橋監督は、2011年の3月11日がクランクインの3週間前だったと明かし、「もともと震災を描いてはいなかったのですが、3.11以降、全てにおいて湿った空気感のようなものがいつもあるのです。それが作品に含まれてしまったのだと思います」と答え、クリエイターとして同時代の匂いを無意識に感じ取り、それが作品の背景となったのではと語った。
また舩橋監督は、好きな韓国映画について、『ブレス』や『悪い男』のキム・ギドク監督が好きだと明かした。さらに、『シークレット・サンシャイン』のイ・チャンドン監督を尊敬し、フランスでも人気のホン・サンス監督が低予算にも関わらずどうやっていつもかわいい女の子を出演させているかに興味あると付け加え、韓国の映画ファンを喜ばせた。
『桜並木の満開の下に』は、静かな田舎町のプレス工場で働く一人の女性が、作業中の事故で夫を失った後、加害者である夫の部下の献身的な姿勢に戸惑いながら成長していく物語。出演は、臼田あさ美、三浦貴大、高橋洋。2013年春公開予定。(芳井塔子)