『ガッチャマン』実写映画化!主演は松坂桃李、ヒロイン剛力彩芽はアクション初挑戦!
タツノコプロ制作の人気テレビアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」が実写映画化され、主演を松坂桃李が務めることが12日、明らかになった。映画『ガッチャマン』は近未来の東京を舞台にしたオリジナルのSFアクション。突如全世界へ宣戦布告した悪の組織ギャラクターに、幼い頃から特殊訓練を受けてきたエリートエージェントの若者5人“ガッチャマン”が立ち向かう。リーダーの“大鷲の健”を松坂、健のライバル“コンドルのジョー”を綾野剛、健に恋心を抱くヒロイン“白鳥(しらとり)のジュン”を剛力彩芽、ジュンの弟“燕(つばくろ)の甚平”を濱田龍臣、“みみずくの竜”を鈴木亮平が演じる。
監督を務める佐藤東弥は、アメコミヒーローの実写化『スパイダーマン』『バットマン』シリーズの快進撃を目の当たりにし、最新のCGと特撮技術を駆使した日本のヒーロー映画の実現を考えていたといい、「今の時代だからこそ希望をもてるような、日本ならではのヒーロー映画を作り上げたい」と意気込んでいる。
日活100周年×タツノコプロ50周年記念作品と位置づけられた本作は、キャストだけでなく、スタッフも豪華。脚本は『GANTZ』シリーズの渡辺雄介、キャラクターデザインは『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』の荒牧伸志、VFXは山崎貴監督作品でもおなじみの白組が担当。アメコミ実写作品を凌駕(りょうが)する超大作映画を目指す。
「侍戦隊シンケンジャー」シリーズでシンケンレッドを演じた経験のある松坂は、「これだけ有名なアニメーションの実写映画化に参加することができるのは、身震いするぐらい楽しみです」と心境を明かし、「レッドを務めさせていただいた経験を活かすと共に、全く新しいヒーロー像を作り上げていきたい」。ずっと挑んでみたかったというアクションに初挑戦する剛力は、とにかく楽しみと言いながら「格好よく、ガッチャマンらしく、新しいジュンを魅せることができたら」と熱のこもったコメントを寄せた。
1972年10月にテレビアニメの放送がスタートし、半年間という当初の予定を大幅に更新して2年間全105話が放送された「科学忍者隊ガッチャマン」。以降、人気は衰えることなくアニメ映画化やテレビシリーズ続編が制作されてきたが、ついに実写映画化の時を迎えた。ファンにとっては懐かしいメカや武器も近未来的なアレンジが加えられて劇中に登場するという。撮影は10月15日から始まり、12月下旬にクランクアップ予定。(編集部・小松芙未)
映画『ガッチャマン』は2013年夏、全国東宝系で公開