ダスティン・ホフマン初監督映画はベテラン俳優がずらり!『ハリー・ポッター』マクゴナガル&ダンブルドアも!
第56回ロンドン映画祭でダスティン・ホフマンの初監督映画『カルテット(原題) / Quartet』のガラ(出演者、スタッフ参加上映)が開催された。ガラに先立ち行われた会見には、ホフマン監督のほか『ハリー・ポッター』シリーズのマクゴナガル先生役で知られるマギー・スミスなど出演者が多数並んだ。
マギー・スミス&マイケル・ガンボン出演映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』写真ギャラリー
本作はイギリスの劇作家ロナルド・ハーウッドの同名劇を映画化した作品。ハリウッド俳優のホフマンが、イギリス俳優を起用しイギリスで撮り上げた。リタイアした音楽家専用老人ホームが舞台となる作品だけに、登場人物たちの年齢層も高く、俳優陣はベテランぞろいだ。
スミスのほかにマイケル・ガンボンなども出演していて、それぞれマクゴナガルとダンブルドアを演じた『ハリー・ポッター』シリーズに続いての共演となる。本作での二人は共に老人ホームのメンバーで、スミスは元スター歌手、ガンボンはかんしゃく持ちの老人を演じている。
ホフマン監督は「この映画では、今でも演奏できるのに、お呼びがかからなくなった音楽家たちが描かれているが、演じる俳優たちは役と同じような年齢で1日10時間、12時間の撮影でもこなしている。それこそが特別なことだよね」とまだ働けるベテランを排除をしてしまう現代の風潮に批判を交えて語った。
スミスも「わたしたちくらいの年代になると、出られる映画自体少なくなってくるわ」と嘆いた。ちなみにホフマン監督は75歳、スミスは77歳。まだまだバリバリの現役だ。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)