中国映画で唯一のコンペ作、尖閣問題を理由に急きょ辞退
第25回東京国際映画祭
第25回東京国際映画祭のコンペティション部門に、中国映画として唯一選出されていた『風水』の映画祭参加が18日、取りやめになったことがわかった。網易娯楽Zhuangaoなどが報じている。
日本政府による沖縄県・尖閣諸島国有化が参加辞退の理由になっているといい、同作の製作チームは「日本政府や右翼は、争いを解決に向けるための誠実な姿勢を示しておらず、中国国民の感情をひどく傷つけた」との声明を出している。
9月には、「アジアの風」部門で予定されていた香港映画『浮城』の上映が「製作者サイドの事情」を理由に急きょ中止になったと発表されていた。(編集部・市川遥)
第25回東京国際映画祭は10月20日から28日まで六本木ヒルズほかにて開催