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『サイレントヒル』3D映画化の主演二人を直撃!マルコム・マクダウェルの悪役に感動?

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(左から)キット・ハリントン、アデレイド・クレメンス
(左から)キット・ハリントン、アデレイド・クレメンス

 コナミから発売されたゲーム「サイレントヒル」を基に映画化された『サイレントヒル』から6年、待望の新作『サイレントヒル:リベレーション 3D(原題) / Silent Hill: Revelation 3D』について、主演の二人、アデレイド・クレメンスとキット・ハリントンが語った。

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 同作は、18歳の誕生日を迎えたヘザー・メイソン(アデレイド・クレメンス)は、ある日身の毛もよだつ悪夢に襲われ、さらに父親(ショーン・ビーン)が突如失踪してしまう。この真相が、謎のシンボルによって悪霊が支配するサイレントヒルが原因であることを知ったヘザーは、学校で知り合ったヴィンセント(キット・ハリントン)と共に、サイレントヒルに乗り込んでいくというホラー作品。映画『ソロモン・ケーン』(日本未公開)のマイケル・J・バセットがメガホンを取り、キャリー=アン・モスラダ・ミッチェルマルコム・マクダウェルなどが脇を固めている。

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 主役を演じたアデレイド・クレメンスは「映画『ヴァンパイア』でサンダンス映画祭に参加したときに、この映画のプロデューサーであるサミュエル・ハディダに呼び止められ、この映画の主人公となるキャラクター、ヘザー・メイソンの写真を見せられて、『僕の映画に出てくれないか!』と突然言われたの。彼はその場で、これが『サイレントヒル』の続編であることを説明してくれたわ。わたし自身も二人の弟がリビングルームで『サイレントヒル』のゲームを頻繁にしていたから、ある程度『サイレントヒル』の認識はあったの。それから脚本が渡されて、ビデオゲームが基になっている作品にしては、しっかりとした中身がある作品だと思って参加したわ」と出演経緯を話した。

 今作は、前作のクリストフ・ガンズ監督がメガホンを取らず、ラダ・ミッチェルやショーン・ビーンも脇役で登場する設定で、そんな難しい続編を監督したマイケル・J・バセットについて「マイケルの熱意がこの映画に溢れていると思うんだ。彼と話してみればわかるが、この『サイレントヒル』のビデオゲームに関して、彼はその(ビデオゲームの)コンセプトなどを含め、何でも知っている。そのような熱意を持った人物が監督だと、スタッフやキャストにも自然に伝わってくるんだ」とキットが語ると、一方アデレイドは「彼はものすごくエネルギッシュな監督で、わたしがかなり長い距離を走るシーンがあるけれど、彼も横で一緒に走りながら声をかけてくれていたの」とシーンの度に励まされ、それが演じ易かったそうだ。

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 メイクアップでわかりにくいほど、役柄にハマっていたキャリー=アン・モスの悪役ついてアデレイドは「彼女はセットで最もインスピレーションを受けた女性だったわ。彼女は妻、母親、そして女優なの。だからいろいろ学ばされたわ。セットでも彼女はクリエイティブでエネルギッシュ、さらに寛大でもあったわ」と答えると、キットはショーン・ビーンやマルコム・マクダウェルについて「ずっと共演したいと思っていた俳優たちと共に仕事ができるのは素晴らしいね。実際にマルコム・マクダウェルと食事に行った際に、彼の眼光の鋭さには驚かされたよ!」と貴重な体験をしたようだ。

 彼ら二人はこの取材を受ける前に、ニューヨークのジャビットセンターで毎年行われるコミコンに、同作の宣伝で参加したそうだ。その際に、何人ものキット・ハリントンのファンが、彼が出演している人気テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(原題)/ Games of Thrones」のジョン・スノウ(キットの役柄)の格好をしていたことに驚かされたそうだ。映画は息もつかせぬ派手なホラーアクションと、マルコム・マクダウェルやキャリー=アン・モスらが悪役を見事に演じきっていて、見所満載のホラー作品に仕上がっている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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