美人イタコが降霊したリンカーン大統領が激怒!10分で霊界に戻る
30日、映画『リンカーン/秘密の書』の公開を記念し、美人降霊師・高野モナミが、作品のモデルであるエイブラハム・リンカーン大統領の霊を降霊させる試みを都内で行った。降霊には成功したものの、映画以外の質問にリンカーンが怒り、わずか10分ほどで霊界に戻ってしまう事態となった。
リンカーン大統領が、「昼は大統領、夜はハンター」の顔を持っていたという設定に基づく本作。この日のイベントは、故人の霊を自らの体に乗り移らせことができる高野を通して、リンカーン本人(の霊)から、作品の感想やリンカーン最大の謎である暗殺の真相を聞き出そうと行われた。
これまでにもマリリン・モンローや織田信長の霊を降ろしてきたという高野は、今回も見事降霊に成功。映画についてリンカーンは、高野の口を通し「光栄だ。映画を1本作るというのは大変なことだと思う」と語りスタッフをいたわる。劇中、銃を仕込んだオノを武器に戦うことには「オノを磨くのは達人だよ」と謙遜。自身がヴァンパイア・ハンターだったという設定にも「あったら楽しいだろうね」とご機嫌な様子だった。
しかし、自らの暗殺の真相について聞かれると態度は一変。「映画の話ではないのか」と機嫌が悪くなる。さらに、11月に迫ったアメリカ大統領選挙の行方を聞かれると、怒って高野の体から出ていってしまった。高野いわく、極度の集中力を必要とするため、降霊ができるのは1日1回のみ。暗殺の真相は明かされなかったが、作品にはまんざらでない様子をみせたリンカーンだった。
同作はティム・バートンが製作を務め、『ウォンテッド』のティムール・ベクマンベトフ監督がメガホンを取ったアクション大作。第16代アメリカ合衆国大統領のエイブラハム・リンカーンがヴァンパイア・ハンターだったという奇想天外な設定のもと、銃を仕込んだ特製オノを武器に人類の存亡を懸けた壮大なバトルに挑む姿を描く。(取材・文:中村好伸)
映画『リンカーン/秘密の書』は11月1日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開