3D版『トップガン』、公開時期のめど立たず
トニー・スコット監督が、8月に自殺する寸前まで製作準備を進めていた『トップガン』の続編に先立ち、オリジナル版の3Dバージョンが特別公開される予定になっており、今年初頭にはすでに完成を迎えていたが、現時点では公開時期のめどは立ってないとNTTimes.comが伝えた。
スコット氏の死により、主演のトム・クルーズ、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーと共に企画を進めていた続編は暗礁に乗り上げており、製作会社のパラマウント映画は、今後の方策を検討しているという。
続編の完成に向けて、既存のファンの気持ちを刺激すること、そして、オリジナル版を劇場で見ていない若い世代を取り込み、続編への導線を引く役目を背負っているであろう3D版を送り出すベストな時期を、スタジオは推し量っているのだろう。関係者の話では、来年2月にIMAXシアターにて上映されるという噂があるそうだが、公式なコメントは出されていない。
勿論、当の続編の行く末も気になるところだ。トニー・スコット監督の死がもたらした影響は、あまりにも大きい。(鯨岡孝子)