「セサミストリート」エルモの“中の人”が一時降板へ 未成年男子への性行為で訴えられる
子ども番組「セサミストリート」の人気キャラクター・エルモの操者であるケヴィン・クラッシュが、未成年男子と性的関係を持ったと訴えられたことで、しばらく同番組出演を取りやめることが明らかになった。
E!Onlineによると、ケヴィンを訴えているのは現在23歳の男性で、男性は16歳のときからケヴィンと性的関係を持っていたと主張。これが事実ならばケヴィンは未成年への性行為で取り締まられることになる。一方のケヴィンは取材に対して、自身がゲイであることをカミングアウト。訴えた男性と恋人同士であることを認めたものの、その関係は相手が成人に達してからのもので、非合法なものではなかったと強調している。
ケヴィンは「わたしはゲイであることを恥と思っていませんし、隠そうともしていません」とコメント。ただし今回の件については「個人的かつプライベートなこと」として詳細は伏せている。ケヴィンは男性の訴えに対して「事実ではなく、名誉毀損(きそん)」と徹底抗戦する構え。その訴訟準備のため、番組をしばらく休むことも発表した。
同番組を制作しているセサミワークショップは、今回の件について、相手の男性から番組側に同様の訴えがあったことを公表。すでに独自調査の結果、ケヴィンの身の潔白を確信しているとの声明の中で明かしており、「ケヴィン演じるエルモは何にも代えがたく、これまで同様『セサミストリート』が世界中の子どもたちを夢中にさせるのに不可欠なキャラクターであり続けることでしょう」とのメッセージを送っている。
ケヴィンは1984年の初登場時から「セサミストリート」の人気キャラクター・エルモの“中の人”として活躍している人形操者。7年連続でエミー賞を受賞したこともある。(編集部・福田麗)