ホアキン・フェニックス「アカデミー賞なんてクソだ」発言を撤回!
先月、Interview誌で「アカデミー賞なんてクソだ。あんなデタラメなものはないし、一切かかわりたくないね。無意味だ」とコメントしたホアキン・フェニックスが、一転して自分のキャリアはオスカーのおかげだと語った。
ホアキン・フェニックス出演 映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』写真ギャラリー
先のインタビューでホアキンは、オスカーはエンターテインメント界の人間の前にぶら下げられたニンジンだと言い、「あれほどまずいニンジンはない。俺はいらないし、二度とごめんだ」とばっさり。「作品で人を競わせるなんてこの世で最もくだらないことだ」との思いを語っていた。
このコメントによって、ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画『ザ・マスター(原題) / The Master』での演技を絶賛されているホアキンは、アカデミー賞レースへの不参加を表明したも同然とDeadlineは報じたが、一転してアカデミー賞を称えるコメントにメディアは首をかしげている。
「今の僕のキャリアがあるのはオスカーのおかげだ。僕はあまり興行収入のいい映画には出ていないから、アカデミー賞にノミネートされたことは僕のキャリアにとって大きな手助けになっていると思う」とSydney Morning Herald紙に語った。
しかし、「別にオスカーが嫌いだというわけじゃない。嫌いになるほど自分の時間を割いて考えることじゃない」とも付け加え、前回ほどきつい発言はしていないものの、無関心であるとの姿勢は崩していない。(澤田理沙)