草なぎ剛、『任侠ヘルパー』は特別な作品…映画初日に感無量
17日、映画『任侠ヘルパー』初日舞台あいさつが行われ、主演の草なぎ剛をはじめ、安田成美、夏帆、風間俊介、香川照之といった出演陣が初日を迎えた喜びを語った。草なぎは本作について「とても思い入れのある作品。今日は、待ちに待った日!」と心境を明かすと、「ここまで監督とディスカッションして作り上げた役はなかった。彦一は特別な役」と感無量の様子だった。
2009年に放送された同名ドラマ初の劇場版となる本作。ドラマ版では元極道の翼彦一がひょんなことから介護ヘルパーになるという破天荒な設定が人気を集め、それまで“いいひと”のイメージが強かった草なぎが俳優として新境地をひらいたことも話題になった。
劇中で草なぎと敵対するキャラクターを演じた香川は、「“いいひと”のイメージが強い草なぎさんが悪を演じられるということは、演者として、心の奥に悪の部分をほの暗く持っているから」と断言。さらに「SMAPの一員として大変なのもわかっている。それなのに、現場でのスイッチのオンとオフ、瞬発力はすごい」と大絶賛していた。
これには共演の安田も思わず同意。「(草なぎが)笑うシーンは1回だけ。それでも、どのシーンでも意外な草なぎさんが見られて、楽しかった」と撮影を振り返った。
そして最後のフォトセッションでは、劇中に出てくる介護施設「うみねこの家」で暮らすお年寄りを演じたキャストも登場。草なぎは「しっかり生きている感じが伝わる映画です。僕らの情熱を受け取ってください!」と締めくくった。この日はほかに、子役の大森絢音、秋元黎、そして西谷弘監督も登壇した。(福住佐知子)
映画『任侠ヘルパー』は公開中