大和田伸也が初メガホン 故郷・福井が舞台の映画『恐竜を掘ろう』
ベテラン俳優・大和田伸也が初監督した映画『恐竜を掘ろう』の予告編が公開され、その手腕と作品世界の一端が明らかになった。大和田監督の故郷・福井が舞台の人間ドラマだ。
「映画を監督することは子どものころからの夢だった」という大和田監督が満を持してメガホンを取った本作は、監督の生まれ故郷・福井を舞台にしたヒューマンストーリー。孤独を抱えた美術店の店主・草介が、生きる意味を探す少女やその母、恐竜の化石発掘を夢見る青年やその姉と偶然出会うことで過去と向き合い、奇跡が起こっていく。
草介を演じるのは松方弘樹。150本以上の映画に出演している松方でも「過去に経験したことのない役柄」だといい、新境地を開拓。少女の母役で鈴木砂羽、青年の姉役で内山理名が出演し、そのほか、ハリウッド映画『ナイト ミュージアム』シリーズのミズオ・ペック、はしのえみ、高橋愛、木村祐一、ガッツ石松、村上弘明らバラエティー豊かな顔ぶれがそろっている。
予告編は、大和田監督の「よーい、ハイ!」や「カット!」の声が響き、松方に演出する場面も。問題を乗り越えようと奮闘する、“ふるさと”に生きる人々の姿を丹念に描いているさまが見て取れる。全国公開は来春の予定。(編集部・小松芙未)
映画『恐竜を掘ろう』は2013年2月23日より福井先行公開、2013年春に有楽町スバル座ほか全国公開