モンティ・パイソン、ブロードウェイミュージカル「スパマロット」の売上配当をめぐり訴えられる!
1975年の映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』のプロデューサー、マーク・フォーステイターが、本作のスピンオフにあたるブロードウェイミュージカル「スパマロット」から配分されるはずのシェアを受け取っていないとして、モンティ・パイソンを相手取り裁判を起こしているとDeadline.comなど複数メディアが伝えた。
モンティ・パイソンのメンバーである、マイケル・パリン、エリック・アイドル、テリー・ジョーンズがロンドンの裁判所に出頭した。
フォーステイターの申し立てによれば、彼が1974年にパイソンズと交わした契約書によれば、映画のみならずいかなるマーチャンダイズ、スピンオフからも利益の七分の一が配当される権利があるとのこと。弁護士は、フォーステイターが相応の配分を受益していたのは2005年までで、それ以降はまったく一方的に十四分の一にまで減額されていたという。フォーステイターによれば、彼には40万ドル(約3,200万円)の取り分があるとのこと。裁判は、4から5日のうちに決着がつく予定とのことだ。(1ドル=80円換算)
メンバーの一人だったグレアム・チャップマンが1989年に他界したことから、モンティ・パイソンは事実上、活動を停止しているが、テリー・ジョーンズが監督を手掛ける、ベネディクト・カンバーバッチら出演のSF映画『アブソルートリー・エニシング(原題) / Absolutely Anything』で、テリー・ギリアム、ジョン・クリーズ、パリン、ジョーンズが、声優として再結集することになっている。(鯨岡孝子)