和田アキ子、勘三郎さんの訃報に悲痛…「新しい歌舞伎座に立たせてあげたかった」
和田アキ子が中村勘三郎さんの訃報を受け、コメントを寄せた。勘三郎さんとは昨年11月に亡くなった立川談志さんらと共に酒を飲み交わす仲だったという和田。「日本の財産」の突然の訃報に、「また一人、心から分かち合える友人がいなくなってしまった」と悲しみをにじませた。
勘三郎さんと「のりちゃん」「アコちゃん」と呼び合う仲だったという和田。「お互い若くないからいろいろ病気するけど、乗り越えていかなきゃね」と励まし合っていたといい、入院したと聞き、何回か電話をするも、毎回直接留守番電話サービスに繋がってしまうため、「ただ事じゃないかもと心配していたところでした」を明かす。
今回の訃報を受け、「本当に日本の財産を一人亡くしてしまいました。なんか、また一人、心から分かち合える友人がいなくなってしまい、本当に寂しいです。のりちゃんに、新しい歌舞伎座に立たせてあげたかったな。心からご冥福をお祈りします」とコメントを寄せた。
また和田は、勘三郎さんが江戸時代の芝居小屋を模して建てた劇場「平成中村座」で今年4月に行われた「法界坊」を観に行き、「のりちゃんの魂」を感じたと述懐。昨年行われた公演には、さまぁ~ずの大竹一樹や勝俣州和、出川哲朗を連れて行ったことを明かし、勘三郎さんに「こういう世代に観に来てもらえるのが本当にうれしい。アコちゃんありがとう」と伝えられたことを明かしている。
勘三郎さんは、食道がんのため今年6月に療養に専念することを発表。がんの摘出手術を受けるも、9月に肺に疾患が見つかり、療養を続けていたが、5日に急性呼吸窮迫症候群のため亡くなった。享年57歳。(編集部・島村幸恵)