『バベル』イニャリトゥ監督、新作でコメディーに挑戦!
映画『バベル』(2006年)でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞した名匠アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが、次回作ではコメディータッチのドラマを描く映画『バードマン(原題) / Birdman』に挑戦することになりそうだ。The Hollywood Reporterが伝えた。
レハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督映画『バベル』フォトギャラリー
イニャリトゥといえば、映画『21グラム』や『BIUTIFUL ビューティフル』など、社会派ドラマや人間の深淵を描いたシリアスドラマでその手腕を発揮してきたメキシコの監督。今作でも、『BIUTIFUL ビューティフル』の共同脚本ニコラス・ヒアコボーネ、アルマンド・ボーらと共に、イニャリトゥ自身も脚本執筆に参加する。
本作は、かつてスーパーヒーロー役で人気を博した俳優が、かつての栄光を再び味わうためブロードウェイの舞台を踏むという内容。映画の舞台となるのは、ある一か所のロケーションにおける三日間で、主人公が抱える家族やキャリア、精神状態を描き出す。来年3月に撮影開始を目指しているという。
一方でイニャリトゥは、荒々しい復讐ドラマを描いた映画『ザ・レヴェナント(原題) / The Revenant』のディベロップ中で、レオナルド・ディカプリオの出演の可能性が示唆されているが、いまだ確定情報はない。(鯨岡孝子)