国際派女優目指すAKB48北原!総選挙サバイバルはもうコリゴリ!?
AKB48の北原里英が、生死を懸けたババヌキに挑む高校生たちの姿を描く映画初主演映画『ジョーカーゲーム』に込めた思いを、女優業への情熱と共に明かした。21歳の北原は今年、映画『グラッフリーター 刀牙(トキ)』で初ヒロインを務め、現在フジテレビで放送中のリアリティーショー「テラスハウス」にも出演するなど、着実に活動の場を広げている。
本作の役づくりのため、伸ばしていたセンター分けの前髪をバッサリと切ってファンを驚かせた北原。これは自分の意思だったといい「衣装合わせで用意されていた(前髪の)ウィッグが合わなかったので、監督と話し合って切りました」と説明。髪型ひとつで人気が左右されかねない、アイドルでありながらも「(作品のため)髪を切ることに抵抗はありませんでした。役づくりのためなら、できる限りのことは受け入れたいです」と真摯(しんし)に語った。
女優業への思いは熱く、将来的には国際的な女優も視野に入れ「いつか海外からも認められるような女優になりたいです。今後もたくさんの作品に携ることができるよう努力したいですし、王道のホラー映画にもいつか出演してみたいですね」と笑顔。憧れの女優は音楽ユニット「Folder 5」から女優に転身した満島ひかりだといい「満島さんは演技派女優でありながら同じアイドル出身。目標です」と目を輝かせた。
張り切って仕事に臨んでいる北原だが、来年のAKB48選抜総選挙の話題になると「順位はまったく想像できないですね。今できることを精一杯やるしかないです。ジョーカーゲームとはまた違った緊張感が走ります」と謙遜(けんそん)。
さぞかし上位を狙っているのだろうと思いきや、これまでの順位が13位、16位、13位、13位と3回も「13位」が続いたことから、「来年も13位だったりして」と笑って冗談めかしつつ、「今年は初めてづくしの1年でした。本当に色々なことを経験させて頂いたので、ファンの皆さんの期待に応えられたらと思うのですが……やっぱり緊張しますね」とAKB内のサバイバルについて、やや神妙な面持ちで語っていた。
本作は人間力を高めるという名目のもと、政府が考案した命懸けのゲームに参加させられた高校生たちの死闘を描く。持ち前の明るいキャラクターを封印してシリアスな演技に挑戦した北原にも注目だ。(取材・文:中村好伸)
映画『ジョーカーゲーム』は12月22日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開