ジャスティン・ビーバーにフィリピン政府が謝罪を要求!ボクサーのKOをめぐる画像が波紋
フィリピン政府が、ジャスティン・ビーバーに謝罪を要求していることが明らかになった。ジャスティンは、今月8日に行われたボクシングマッチでフィリピン出身のマニー・パッキャオがKO負けを喫したことにツイッターで触れ、敗戦をからかう画像を掲載していた。
問題になっているのは、リングに倒れこんだパッキャオにすがるように『ライオン・キング』のシンバが合成された画像。ジャスティンは同画像に「パパ、起きて」とのキャプションを付けており、これが「パッキャオ、ひいてはフィリピン国民を冒とくしている」とフィリピン政府の怒りを買ってしまった。
Telegraphによると、フィリピン政府はジャスティン側に謝罪を要求しており、これを拒否された場合、ジャスティンを「ペルソナ・ノン・グラータ(歓迎されざる人物)」として通告する用意があるとしている。同政府は「ミスター・ビーバーは、偉大なるパッキャオが多大なる努力を積み重ねて、栄光をつかんだことを知るべきでした」とのコメントを発表している。
パッキャオは、ボクシング史上2人目の6階級制覇王者。フィリピンの国民的英雄として知られており、ボクサーとしてのほか、国会議員としても活動している。今月8日に行われたノンタイトル戦でファン・マヌエル・マルケスと対戦し、6回KO負けを喫している。(編集部・福田麗)