『死霊のはらわた』のリメイク作品はCGが全くなし!オリジナル作品へ回帰か?
映画『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督が手掛けたスプラッター映画の金字塔『死霊のはらわた』(1985年日本公開)のリメイク作品で、メガホンを取ったフェデ・アルバレス監督が、新作では全くCGを使っていないことをio9に明かした。
同リメイク作品は、オリジナルで主演し、さらに製作総指揮を務めたブルース・キャンベルとロバート・G・タバートがプロデューサーを担当し、映画『Juno/ジュノ』のディアブロ・コディが執筆していた。そのストーリーは、オリジナル作品と同様に、山小屋を訪れた若者たちが、死者の書を発見したことで、恐ろしい悲劇に巻き込まれていく設定だ。キャストには、新鋭ジェーン・レヴィがオリジナルで主人公だったアッシュ役に代わり、今作の女性主人公ミア役に挑戦している。このほかに、映画『赤ずきん』のシャイロー・フェルナンデス、映画『最後の初恋』のジェシカ・ルーカスなども出演している。
そして今回、フェデ・アルバレス監督は新作について「この映画でCGを施すことはなかった。全く映画にはCGがないんだ。すべて観客の鑑賞はリアルなもので、(制作は)過酷なものだった。この映画は70日間も夜間撮影をするほど長かった。確かにCGを使ったほうが低予算で早く撮影が終わるが、僕はそれが嫌いだ。我々は、多くのマジックトリックや幻覚的なトリックを使って、(キャストの)手を消すような作業をしてきたよ」と明かしている。
すでに予告編が公開され、その評価も上々で、公開が楽しみな作品になりそうだ。全米公開は4月12日に設定されている。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)
映画『死霊のはらわた』は2013年全国公開予定