アンジェリーナ・ジョリー主演の『クレオパトラ』の監督候補にアン・リーをソニーが正式にオファー!
映画『グリーン・デスティニー』、『ラスト、コーション』など幅広いジャンルを手掛けてきた台湾出身のアン・リー監督が、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『クレオパトラ(原題) / Cleopatra』の監督候補に正式にオファーされていることがThe Hollywood Reporterで報じられた。
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これは、映画『マネーボール』などを手掛けたプロデューサー、スコット・ルーディンがソニー・ピクチャーズのもと企画している作品で、原作者ステイシー・シフが執筆した「クレオパトラ」を映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』の脚本家エリック・ロスが一時期脚色していたが、現在は映画『グリーン・ゾーン』のブライアン・ヘルゲランドが改稿しているようだ。そして監督は、映画『セブン』や『ドラゴン・タトゥーの女』のデヴィッド・フィンチャーがメガホンを取る予定だったが、昨年急きょ降板した。そのため今回新たにリー監督に白羽の矢が立ったようだ。
リー監督は同誌に「これから『クレオパトラ』の脚本を読むところだ。これまでいろいろなタイプの映画を手掛けてきた僕にとって、この題材はしっくりくる感じがする。この映画が、これまでの僕の作品と共通点があるか? すべての作品は全く違っている。だから、これは僕にとってパーフェクトの作品になると思うんだ」とコメントしている。
もっとも、まだ脚本を読んでいない段階で期待を膨らませるのは時期尚早だが、リー監督がメガホンを取ることになれば、彼の演出によるアンジェリーナとのタッグが楽しみだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)