“偉大な俳優”故クラウス・キンスキーの娘が、父親に性的虐待されていた事実を自叙伝で告白
映画『アギーレ/神の怒り』や『フィツカラルド』など、ヴェルナー・ヘルツォーク監督作品の常連だった、ドイツの俳優の故クラウス・キンスキーの娘ポーラ・キンスキーが、父親にレイプされていた事実を今月発売された自叙伝で告白していると、STERN.deが報じた。
キンスキーは、1991年に他界。キンスキーの最初の妻との娘で、今年61歳になる女優のポーラ・キンスキーは、今月発売された「キンダームンド(原題) / Kindermund」(子どもの口、の意)の中で、5歳のときから14年間、複数回にわたって父親に性的虐待を受けていた事実を告白。ポーラによれば、父親は、元妻の家を出てから仕事のためにヨーロッパ中を娘を連れて回っており、その際に、壁に向かって投げ飛ばされたりレイプされたり、暴力虐待を受け、その後には償うかのように高いおもちゃを買い与えられたと言う。
「わたしのことを、シルクのクッションで関係を持つ、幼い性具としか見ていませんでした。拒否しましたが父は気にかけなかった。自分の欲しいものは何でも手に入れていたのです」とポーラはつらい過去を告白している。
ポーラは、父親がドイツで偉大な俳優として称賛されていることに耐えかねて、今、父親の実態を明かす事実を明かす決心をしたという。
キンスキーは4度結婚しており、2度目の妻との間に女優のナスターシャ・キンスキー、3度目の妻との間に男優のニコライ・キンスキーがいる。(鯨岡孝子)