エドガー・ライト&サイモン・ペッグ最新作にはパロディーシーンなし!
サイモン・ペッグが、新作『ザ・ワールズ・エンド(原題) / The World’s End』では前2作のような他の作品からの引用を多用する方式は取らないとBlake Londonのインタビューで明かした。同作はサイモン、エドガー・ライト監督、ニック・フロストの3人がタッグを組んだ『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』に続く「ブラッド・アンド・アイスクリーム」3部作の完結編と位置付けられている作品だ。
映画『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』写真ギャラリー
前2作はそれぞれゾンビ映画、アクション映画などへのオマージュが多数ちりばめられていたため、パロディー映画とみなされることも多い。そのことについてサイモンは「エドガーと僕はコメディーを作っていて、ジャンル映画が好きだ。でも『ショーン~』も『ホットファズ~』もパロディー映画じゃないんだよ」とコメント。
さらに「とにかく『ザ・ワールズ・エンド(原題)』はパロディーにはならない。実際、パロディー映画のレッテルを貼られないようにするため、これまでのように他の作品を引用することはしなかったんだ」と明かした。
実際には続きものではない、これらの3作品がどのように関連しているのかという質問には「3部作のテーマはパロディーでも“アイスクリーム”でもなくて、個人と集団の戦いなんだ。(『ショーン~』では主人公の)ショーン対ゾンビたち、(『ホットファズ~』では主人公の)エンジェル対NWA(近隣監視同盟)、(『ザ・ワールズ・エンド(原題)』では主人公の)ゲイリー・キング対何か、といった感じでね」と答えている。
『ザ・ワールズ・エンド』は昨年12月にクランクアップ。サイモン、ニックのほか、『ホビット』3部作のマーティン・フリーマン、『シャーロック・ホームズ』シリーズのエディ・マーサン、『ホットファズ~』のパディ・コンシダインが幼なじみ役で出演している。イギリスでは8月14日に公開予定だ。(編集部・市川遥)