劇団四季「リトルマーメイド」のキャスト候補発表!日本ならではの演出も明らかに!
28日、「劇団四季×ディズニー」第4弾となる「リトルマーメイド」製作発表会見が都内で行われ、日本ならではの演出が明かされたほか、ヒロイン・アリエル役に谷原志音と秋夢子、相手役のエリックに竹内一樹と上川一哉が現時点でのキャスト候補となっていることが発表された。
ディズニー映画『リトル・マーメイド/人魚姫』の舞台版となる本作。劇団四季国際企画担当の安藤義宣氏は「ブロードウェイ版はきわめて独創的で素晴らしい舞台だったが、カラフルすぎて、日本人の情感にフィットするか判断に迷っていた。そこにディズニーからヨーロッパ版が開発されたと聞いて、観てみたところ、これなら日本人の琴線に触れると思った」と今回の舞台はヨーロッパ版をベースにしていると明かす。
さらに日本独自の演出については「現在進行中であるためどれが採択されるかわからない」と前置きをした上で、「独創的な日本だけの魚を増やすなど、ヨーロッパ版よりも劇中に登場する海の生き物の数を増やしたい。これによって舞台がにぎやかになる。それと海の生き物が集まって海の素晴らしさを歌い上げる『アンダー・ザ・シー』のシーンも変えたい」と希望を口にした。
また本舞台では、海中の人魚たちの動きを最新のフライング技術で表現。まるで本当に海の中を泳いでいるような感覚の演出になるといい、ヨーロッパ版演出補を務めたクリスチャン・ダーハムも「セットの上から下までを使ったウキウキするようなものになるはずだ。(本作品の代表曲の一つ)『パート・オブ・ユア・ワールド』は、ずっとフライングしながら歌うことになる」と見どころを解説した。
さらにこの日はアリエル、エリックのキャスト候補も出席。人魚姫のアリエル役に選ばれた谷原は「女の子はみんなそうですが、わたしもアリエルが大好きで、子どものころから歌っていました。大きなチャンスをいただき、幸せに思います。幸せと感動をお届けできるよう頑張りたい」と意気込みを語った。(取材・文:壬生智裕)
ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」は4月7日に四季劇場[夏]にて開幕