ホアキン・フェニックス、ポール・トーマス・アンダーソン監督と新作で再タッグか?
映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『ザ・マスター』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたホアキン・フェニックスが、トマス・ピンチョンの小説「LAヴァイス」の映画化作品への出演交渉に入ったことがGuardianほか複数メディアで明らかになった。
これは、映画『ブギーナイツ』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などの作品で注目を浴びたポール・トーマス・アンダーソン監督が映画化する予定の作品で、キャストには2011年の時点ではロバート・ダウニー・Jrが候補に挙がっていたようだが、どうやら彼は降板し、その代役として新たにホアキンが雇われ主役を演じることになったようだ。
2009年に出版されたトマス・ピンチョンの原作「LAヴァイス」は、1970年代のカリフォルニアを舞台に、マリファナ中毒の私立探偵がかつての恋人からの依頼を引き受けたことで、都市開発の陰謀に巻き込まれていく設定だ。
アンダーソン監督は、前作『ザ・マスター』でもホアキンとタッグを組んでおり、彼にとっては評価の高い演技力以外に、仕事のしやすい俳優なのかもしれない。ホアキン主演の『ザ・マスター』は、日本では3月22日に公開されることになっている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)