TSUTAYA、2012年DVDレンタル枚数が過去最高を記録!1人当たり年間29枚
レンタル大手のTSUTAYAが31日、同社における2012年の年間DVDレンタル枚数を発表し、洋画レンタルの好調を受け、レンタル枚数が過去最高を記録したことが明らかとなった。
同社では、店舗とインターネット宅配レンタルサービス「TSUTAYA DISCAS」における、1月から12月までの期間にレンタルされた映像ソフト枚数を集計。その結果、合計枚数が7億5,540枚、ユーザー1人当たりのレンタル枚数は年間29.0枚と、どちらも過去最高を記録した。
この数字を牽引したのが、こちらも過去最高枚数になったという洋画の好調ぶりだ。TSUTAYAによると、成長著しかった邦画や韓国ドラマが前年並みの100パーセント前後にとどまったのに対し、洋画作品は前年比107パーセントの伸びを記録。レンタル数の上位も、ベスト10中8本が洋画と圧倒的で、邦画のベスト10全作品が30億円を超え過去最高を記録する一方、深刻な落ち込みで洋画離れが話題となった興行の世界と反対の結果となった。
また同社によると、未公開映画や公開規模が小さかった作品をはじめ、興行収入上位に挙がらない作品も店頭での長期間にわたる展開により回転数を伸ばしているといい、洋画に触れる機会がレンタルで広がっていることがうかがえる。洋画の視聴機会が増えることで、劇場に足を運ぶきっかけとなることに期待したい。(編集部・入倉功一)
2012年 DVD年間レンタル枚数ベスト10は以下の通り
1位『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
2位『モテキ』
3位『ステキな金縛り』
4位『ワイルド・スピード MEGA MAX』
5位『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
6位『TIME/タイム』
7位『リアル・スティール』
8位『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
9位『メン・イン・ブラック3』
10位『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』